いか・たこの栄養成分

豊富に含まれるタウリンやビタミンEがコレステロール値を下げ、血液サラサラに。

タウリンがコレステロールや血糖値の低下に作用する

 一昔前なら、コレステロールが高い食品として嫌われていた、いかやたこ。
 確かにそうですが、いかやたこ、貝類にはアミノ酸の一種で抗酸化作用が強いタウリンという成分が多く含まれています。タウリンには、血圧の上昇抑制や、コレステロールや血糖値低下、心臓や肝臓の機能強化にはたらきます。コレステロールが原因の胆石症を予防したりもします。コレステロールが多い食品であるものの、揚げ物を避けて、刺身や煮物でいただくなら、そんなに神経質になる必要はありません。コレステロールを低下させる栄養成分として、タウリンのほかにもシトステロールという成分もいかやたこには含まれています。
 ビタミンEも含まれていて、活性酸素から細胞を守って、発がんを抑制したり、老化防止、女性の更年期障害の予防・改善にも有効にはたらきます。
 また、たこやいかには、インスリンの構成成分で、細胞の新生や再生、感染症の予防にはたらく亜鉛も含まれており、血糖値の高い人におすすめの食材です。また、高たんぱく低カロリーなのでダイエットにも格好の食材といえます。


コレステロールが気になるなら

 いかやたこには、魚肉の2倍以上のタウリンが含まれ、コレステロールをさほど気にする必要はありませんが、それでも抵抗があるなら、わかめなどの海藻といっしょにいただくことをおすすめします。海藻類に豊富に含まれる水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えるはたらきがありますので、タウリンと合わせてよりいっそうの効果が期待できます。
 なお、プリン体が多いので食べ過ぎに気をつけることと、、尿酸値の高い人は、とくに『するめ』なんかは控えるどころか食べないほうが良いと思います。

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