ねぎの栄養成分

ねぎの白い部分に多い辛味とにおいの成分、硫化アリルが血液を浄化!

ねぎに含まれる硫化アリルが血液をサラサラに

 ねぎの栄養価は高く、血液サラサラ効果のほかにも糖尿病や高血圧、動脈硬化改善に有効です。白い部分には糖質が多く、ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを含み、緑の葉にはカロテン、ビタミンC,カルシウム、鉄が豊富。酢と合わせて食べれば、血液サラサラ効果は倍増します。
 ねぎの白い部分に多いにおいと辛味の成分は硫化アリルという成分で、血液を浄化して血行をよくするほか、血糖値を降下させるはたらきがあるため、糖尿病予防にも有効です。揮発性のため、水にさらす場合や、煮たり焼いたりする時間は短かくすることを心がけてください。白い部分にはほかにも栄養成分として、免疫力を高めて風邪やがんの予防に効くビタミンC、体内の余分なナトリウムを排出させて血圧を正常に保つカリウム、イライラの解消や骨を丈夫にするカルシウムなども含まれます。また、ネギオールという殺菌・抗ウイルス作用を持つ成分も含まれ、風邪のウイルスなどを撃退するはたらきがあります。
 ねぎの緑色の葉の部分には、目や皮膚、粘膜などの健康を維持し、強い抗酸化作用で風邪やがんを予防するカロテンや、ビタミンC、カルシウムが含まれています。


白いねぎと青いねぎ

 ねぎは、根の部分が伸びるにつれて土をかぶせて栽培する『根深ねぎ』と、土をかぶせずそのまま育てる『葉ねぎ』とに大別されます。東・北日本では根深ねぎ(長ねぎまたは白ねぎ)が主に食べられ、西日本では葉ねぎ(青ねぎ)が一般的に食べられています。栄養価は葉ねぎの方が上で、近年需要が伸びる傾向にあります。
 ちなみに、葉ねぎを若採りしたのが『万能ねぎ』です。

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